千秋太后第70回(だっけ?)。キム・チヤンさんがお亡くなりになってしまわれました。まーあなたもいろいろ大変だったよね、安らかにお眠りくだされ。
キム・チヤンを演じたキム・ソックンさんには特段の魅力は覚えないわけなのであり、お亡くなりになるまでの結構長い間、すごいいやな感じの奴であり続け、それなのにそういう悪役にしては少々線が細すぎるというか存在が軽い印象で、どことなくアンバランスな感じが否めなかったと思う。どこかでどなたかが語っていたように、ドッカ様とチェ・ジェソンさんに喰われてた、みたいな?
だがしかしねえ。なんかの拍子に「『実は心底太后様をお慕いしているのですう』という本心がうっかり表れてしまいましたー」な目つきをするんだけど、これが上手い!と、私などはなんど唸ったことであるか。まさにそのそこで出せ、ってんでもなかろうところでついうっかり表してしまいました!みたいなそのいとしい目つき、本当に愛しているのが信じられました。ただまあ、太后様はそのすべてをちゃんとキャッチしてはいなかったようであるが。それがそういう演出であったのやら、はたまたチェ・シラさんの限界であったのか、2人の息が合ってなかったのか。あの目をされたら、虚と見せかけて実であったのですというのが大嘘でやっぱり虚だよーんだバーカ!って騙されたとしても、私個人としては本望であるな。
非常に惜しいことに、チェ・ジェソンさんはこのあたりの目演技を見せてはくださらぬのであった。えー、なにコレそういう演出なわけなの、このここでそういう態度目つきにはならないでしょう普通?って地団太踏みたくなったこと数知れず。うーむ、演出・監督がダメだったのだ、ということにしておこう。
終わりに近づき、このあとはもうみんながどんどんかわいそうになって行って、みんなでどんどん死んでいくだけなのが目に見えている(あらすじ読んじゃった私は知ってしまっている)ので、はああ見るのつらい、つらいわ。カン将軍大往生のとこなんて殊更に見たい、けど見たくない。
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