2017年4月30日日曜日

あなたへ続く道。てのは一体どれなの?(泣)(朝鮮語事始その8)

開始からとっぷりと1ヶ月が経過しましたが、依然として単母音字すら取り違えたりしてる悲しみに、アアア浸っていてもしょうがないので、このへんでちょいとまとめ。

「千秋太后」におけるカン将軍の魅力にヤラれ、「朝鮮語におふらんす語と類似の音があるのではないか仮説」を検証したい気持ち(と、いう言い訳)が盛り上がってきたところで、書店で手に取っては戻し・・・を繰り返していた李昌圭「はじめての韓国語」をとうとう買っちゃおう、かなあ~?と思った。が、たまたま多少大きな書店に行ったらそれは売ってなくて、同じく李昌圭「文法から学べる韓国語初級パーフェクト版」があり、勢いにまかせてそっちを購入。別にまだちっとも本気ではなかったため、あらーこれ一冊でパーフェクトなわけなのね(安く上がるのねw)?と。

そもそも李昌圭先生に目を止めたというのが、前にもちらと書いたように単音をIPAで表記してあって、かつおふらんす語類似??という興味を抱かされたから。田舎の悲しさで、他に売ってるのはカタカナばっかりだったのだ。

でまあ、買ってきたことですし。素直に頭から字のおけいこを開始するわけだ。方眼ノートとえんぴつシャープ買い込んで来て、ね。ハングルをイチから覚えようというこの場合、自分にとっては全く意味をなさない『恣意的』な記号を覚えかつそれを自分自身の反射に、そしてゆくゆくは意味のあるものにしていかないとならないということになる。焦らなくてもよい、根を詰めなくてよい、嫌になったらやめてよい、ということに決めた。私はそう、自転車の稽古をするにあたり一切の流血をしなかった人間なのだ。ダーラダラと自然に車上平衡感覚が生まれるのを待ったというわけ。その伝で参りましょうと。

ところがねー。李昌圭先生、イウンという字母いや当時の私は{にょろまる}と呼んでおりましたのですが(笑)、そのにょろまるを手書きするにあたっては{にょろ}部分を書かなくてもよいというか書くなということすら一切教えてくださらないのであった。ノートの最初のページなんかすっごい可哀想なかんじになってるわよお。のちにインターネット先生のうちのどなたかが教えてくださったからいいようなもんだけどもねっ。

よたよたと、一日の仕事量は極少(笑)ながらも投げ出して例の如くに2日坊主になることもなく、まあいちおう続いてはいたんだけども、うー激音と濃音の字自体のとこでワケがわかんなくなり、強引に丸暗記する体力もなく、しょうがないよねえ字を覚えてないのにナンセンスかもしれないけども、やってるうちにミチがつくかもしれないしーというわけで、余計にワケわかんないであろう発音変化の部に入学しよう、と思ったのね。そしたらねー、超絶ビックリなの。やろうとしてることは「発音変化」、なんですよ?いきなりIPAなんかひとっ粒も振ってないの。ついでに言うとカタカナすら振ってないの。あのう・・・これでどうやって発音変化を認識せよと仰るのでしょうか?やーな予感がして文法編の方をめくってみると、おお、カタカナの海。カタカナルビは赤字で印刷の上、赤シートをおまけにつけてくださっているというあたりは、親切といえば親切には違いないんだけど、その親切はひっじょうにズレていると言わざるを得ないでしょう。

これはダメね?ということで、密林書店さんを漁る。驚いたことに、これだけ学習者の裾野が広がっている朝鮮語であるにもかかわらず、恰好なる発音専門書というのがほとんどないのね。中国語の方がまだマシである、っても見るべきほどのものはみな品切絶版の嵐だけどね。軽佻浮薄なこの世の中が悪いのだわっ。それにしても朝鮮語学会、まじめにやる気あんの?とか罵りつつやっと探し出したのが、姜奉植「なるほど!韓国語文字と発音編」である。韓国語の最高権威である『ハングル学会』推薦テキスト、なのだそうだけども。うーんうーん、子音字はいきなり書き順すら示してくれないし、記述がわかりにくい箇所なども多々あるなー。いちおう母音の最初からやり直してはみたんだけど、途中から李昌圭先生と交互に参照する必要があったなあ。

結局、発音変化についてはちっとも腑に落ちない(ええと字すら覚えてないので当たり前なので先生方への苦情ではないです)ので業を煮やしてしまいました。途中でいきなりやめて後ろの方の「挨拶とよく使う表現」編に強引に入学しようとした。これは丸暗記しなさいネ、したらば初級文法の理解が容易となるであろうよと姜奉植先生が仰せになっている。ところがねー、コンニチワアリガトウがね、ちっとも全く覚えられないの。私、本気でバカなんじゃないだろかーって、泣きそう・・・。やっぱり字すら覚え切ってないというこの状態がよろしくないということでしょうか?

と、いうところで急に思い出す。そうね去年の今頃のことだったわ。まいにちハングルの最初のとこだけでも買っとけば、ソノ気になったあかつきにはいつでも着手できるじゃあないの?って思ったことを。現に4月5月ぐらいは買ってあり、録音も残っている。一回も開いてみてないけどっ。むははは、これで解決じゃあ!

いやあオマエ、天国ちゅうとこはそんなに甘いもんやおまへんにゃー、ですよ。急遽引っ張り出してみましたが、ええとアプローチ法が全く好みでない。つうかカタカナだらけの挙句に聞こえた音をカタカナで書け、とな?!うわああああん(泣)。

幸なるかな、本年度の中島仁先生は、単音のレベルではIPAを振ってくださっていました。買いに走る。幸運なことにさかのぼって4月分も売っていた。もー、これをまたイチからやるざます。音声の方は、高梨研究所様のお世話になることとして。せっかくのIPAが、単語単位になるといきなり消滅してカタカナになるというこれはもうあきらめるしかないですわね。朝鮮語の先生方がまじめに音声学やり始めるよりは、私の方がおそらく先に死ぬでありましょうからね。

中島先生、ほれ字を読み上げるので書き取ってみなさい、みたいなのをやってくださいます。私が求めていたような方向を向いている。けども圧倒的に足りないなあ。ひたすら読み上げてくれてひたすら書き取る、ひたすら書いて与えてくれてそれをひたすら読み上げるというの、大量にやらないとこれら恣意的記号の集まりは私にとっての意味を持つようになってくれない、というような気がする。と、いうことで・・・きのう「書いてマスター!ハングル練習帳」4月号を買ってきたりしているのは内緒だ。あああ、結局またズルズルと教材買い漁り地獄が展開することになるのだわ。

初心に立ち戻ってみますと、チェ・ジェソンさんなかりせば絶対に絶対に朝鮮語なんかやっとらんわ!なんだよ。本来嫌い、だったんだからー。そうね当面は、日本語どころか英語字幕すらついてないような、過去の御作たちを見て聞いてうひひと喜べるようになる、というのを究極にして唯一の目標として掲げておるわけですね。で、それはそれでいいんだけども、・・・、・・・・・・、

その道つまりはあなたへと続く道というのは、一体どこにあるどれ、なわけですかー(泣)?

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