2016年11月18日金曜日

「きもの」

幸田文「きもの」、新潮文庫。

書店・図書館などに行くたんびに激しく思うのですが、ああああああ、編物とか裁縫とかの描写が読みたーーーーい!と。しかしこれがないんですよあんまり。舶来生地を扱う家(没落)の娘で和裁の名手主人公、てな設定の某時代小説を発見し、喜び勇んで読んでみむとしたことがあったけども、まーこれが呆れるほど縫う描写がないっ。けっ、著者はどうせ縫わない人なんだろよ、と内心さんざんけなしたことであった。ふんっ。

しかたがないので「きもの」を借りて帰ってきたのであるよ。これ、前にも読んだというか読もうとしたことがあったんだけど、なんかものすごく虫が好かないヨ・・・感があって、激しくナナメに読んだんだったわ。ものすごく好みに合う反物にやっと巡り合って、引っ張り出して反物の山を崩壊させてしまい大騒ぎというところと、とある着物を着て出かけたら、それはどうも身体のラインを強調してしまうものだったらしく、精液かけられちゃったりして大ショックだった、ぐらいしか覚えてなかった。今回また読んでみようとしますと、あれー、こんな話だったのね(笑)。今回は、大変おいしく頂戴いたしましたとさ。

せっかくなので買って手元に置こうかね?とか思ったが、案の定売ってなかったけど。

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